走行中に加速に強い違和感があったのでハンドルまわりを調べてみると、ハンドルにグリップが固定されておらずくるくる回ってしまっている状態になっていました。
この状態ではいくら加速しようとしてスロットルを開けても、グリップが滑って減速してしまいます。
ハンドルグリップは、それほど高価な部品ではないので新しいものに交換することにしました。
ハンドルグリップの購入
購入したのは下記のハンドルグリップとそれを固定する接着剤です。
持っておくとバイクの整備に便利なグッズ
グリップを固定していた接着剤もきれいに取り除いたほうが新しいグリップがしっかりくっつくので、下記のクリーナーとウエスも用意しておくといいでしょう。
ハンドルグリップの取り付け手順
ハンドルグリップの交換は経験がなかったので少し不安でしたが、とても簡単で作業時間も10分程度でした。
ハンドルグリップの交換手順は次の通りです。
ハンドルグリップの取り外し
もともとスロットルが空転するほどグリップのゴムが緩んでいるので、ハンドルグリップの取り外しはめちゃめちゃ簡単でした。
ハンドルグリップの取り外しで苦労する場合は、食器用洗剤などをかけておくとやりやすいです。
クレ556(CRC)などの潤滑油やグリスなどはあとで脱脂洗浄するのが大変になるので、おすすめしません。
古い接着剤の除去と脱脂洗浄
意外と古い接着剤が残っていますので、粘着クリーナーなどを塗布してこすり落とします。
古い接着剤の粘着が強く残っている場合は、粘着クリーナーを塗布して5分程度放置するとびっくりするほどよく取れます。
新しいハンドルグリップに接着剤を塗布
ハンドルグリップの中央側の内部にたっぷり接着剤を塗布します。
取り付けている間に接着剤が全体へいきわたるので、挿入口にたっぷり塗るだけで大丈夫です。
ハンドルグリップの取り付け
接着剤が潤滑油のように滑るので、簡単に取り付けられるはずです。
スロットル側のハンドルは、回転方向と逆向きにねじりながら押し込めばハンドルグリップが取り付けられます。
動作確認
天気が良ければ夏なら4時間、冬なら6時間ほどで一応は固まりますので、接着剤が乾くまで放置してから動作確認を行います。
接着から24時間以内は完全に固まっていないので、激しい負荷がかからないようにやさしく扱いましょう。
スロットルの動作が悪くなったので結局分解
6時間ほど放置したあとスロットルの動作確認をしたところ、激しく動作が悪くなっていて、スロットルワイヤーの戻りの力ではびくともしないくらい固着していました。
接着剤がスロットルの可動域にまで入り込んでしまったようなので、スロットルを分解して内部を粘着クリーナーできれいに洗浄して再挿入しました。
最初からスロットルを分解してからハンドルグリップをつければよかったと少し反省しました。
まとめ
今回はハンドルグリップのゴムがゆるくなったことで、スロットルが内部で滑り徐々に失速するという問題が生じました。
ハンドルグリップを新しく購入して付け替えたことで、この問題は完全に回避できました。
B250のメンテナンスは交換するパーツさえ分かっていれば自分でもできるので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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